2011.02 of gurim

2011・2・26
ヌビ新作




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手ヌビで手提げぶくろを作ってみた。ピンクがかった淡い色合いのシルクは何年か前にソウルの広蔵市場で買ったもの。取っ手にしたのは樫の鉄媒染。裏にオレンジ色の古布。
飾りにつけているのはソウルの「阿園工房」のブローチ。まだ三清洞に店があったころ気になっていたので入った。入口にはいつも夏になると風船かずらが植えられていた。「木人」という木製の人形を知ったのも、この店に置いてあった写真集を見た時。




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ミシンヌビのティーコゼー。布はタイの木綿。
アトリエ・求里畝の新作。




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ミシンヌビのコースター。タイの木綿をインド藍で染めた。










2011・2・22
藍の種




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先日お会いした韓国、安東の染色作家から著書がとどいた。藍と紅花の栽培から染色までの工程が美しい写真とともにわかりやすく紹介されている。簡単な作業だとは思えないけれど、こんな色を染めだしてみたいと思わせるに充分な内容。すばらしい。いつ安東に行こうかと思いはじめている。


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さっそく藍の種を取り寄せた。長野の「くるでーはっと」に連絡したらすぐに藍の種5gを送って下さった。
安東の染色家、崔さんがおっしゃるには藍のあとに白菜を植えると虫がつかないとか。畑をみわたしながら、ここはトマト、ここは綿、ここは・・・となかなか楽しい。白菜を予定してるところに藍を植えよう。その隣の畝は紅花にしよう。
青々と生育した畑を想像している。







2011・2・19
畑仕事




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月曜日に降った雪が雨でとけた。今日は陽ざしが暖かい。
ひさしぶりに畑にでる。こどものころ「猫ぐるま」とよんでいた一輪車で腐葉土を運ぶ。小山のようだった半分をやっと運び終えた。



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鹿児島紅梅に濃い紅色が見えてきた。もう雪が降ることもないだろう。蕾がふくらんでいって何日後にひらくのだろうか。







2011・2・14
雪の日




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昼過ぎから雪。
どんどん降り積もっていく。水っぽい重たい雪に竹がたえかねて大きくしなって先を地面につけている。

今日は出かける用事はない。
こんな日は暖かくして過ごさなくては。
薪の残りを気にしながらもストーブを燃やして、葛湯をつくる。











2011・2・13
安東から




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慶尚北道 안동(安東)から来られた染色家にお会いした。
安東は昨年五月にヌビのユン先生を訪ねたところ。大邱の少し北にあるその街にはソウルからバスで行った。近くにある河回マウルは両班の家屋が残っていることで良く知られている。

ユン先生から安東在住の染色家チェ氏を紹介された。
大阪の知人のところに滞在されているので一度お会いしたらどうですかというユン先生からのメール。寒さが戻ってきた昨日、梅田に出かけた。

興味深いお話を聞かせていただいた。自分で栽培し、天然発酵させた藍と紅花を使って染色されている。藍の青と紅花の黄と赤を重ねるとたいていの色は出せますとおっしゃる。藍のたてかたは日本のやり方と少し違うらしい。
安東民俗村という野外博物館の中の研究所で仕事をされている。
安東に行き、是非ここを訪ねなくては。

皮膚にとてもいいから使ってくださいと、研究所で作られた藍の石鹸をいただいた。
針山もいただいた。「針の仕事をするとき、はじめに針山を作ります。縫い目がそろうように練習するんです」











2011・2・11
春の雪




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春の雪と言っていいのだろうか。立春をすぎているから春の雪。天気予報どおりに雪。枝にかかった雪が美しい。午後になってあっというまに溶けた。やっぱり春の淡雪。





2011・2・9
つるし雛

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篠山のギャラリー「恵山」から、つるし雛ができあがってきましたと電話があった。昨年の五月にお願いしていたもの。神奈川におすまいの八十代の女性が手作りされている。古布の使われ方もすばらしいし、一つ一つの形が愛らしい。





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2011・2・8
紅梅のポチ袋

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鹿児島紅梅の図柄のポチ袋。
摺って、折って、糊づけする。
単調な作業だけれど楽しい。


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2011・2・7
蝋梅

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夜、外から帰ってきて車から降りると香っている。おもわず花にちかよって見る。ここのところの安定した暖かさで花がつぎつぎとほころんだ。

霜枯れてただれたような畑にチュウリップとラッパ水仙が青い葉を少しのぞかせている。




2011・2・4
立春

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2月に入ったとたん暖かい。朝晩は山間だからぐっと冷え込むが日中の暖かさといったら。光が違う。明るい。

山のような腐葉土を一輪車に積んでせっせと畑中に運んでいると汗ばんでくる。

葉を落とした山に春の光が満ちている。
畑から見える東の山、竜王山。頂上に龍神がまつられていて、雨乞いをしたこともあるという。イノシシが出るようになってからは登らなくなった。


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畑の中にはイヌフグリの青い星がみえる。




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大ぶりの花を咲かせる方の蝋梅が咲き香る。




2011・2・1
リサイクルチップ



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来る日も来る日も厳しい寒さで、日陰のため池はこおりついたまま。雨がふらないのでからからに乾燥している。
植木の剪定枝などを細かく粉砕し、熟成処理した腐葉土を配送してもらった。
野菜は畑の土つくりから、と意気込んだ。

風邪をひいてでだるさがのこる体で長靴をはいて畑に立った。
2月になって光がすこし強さを増している。畑の入口にこんもりと積まれた腐葉土を前に、ためいきが・・・


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みるかげもなく霜枯れた白菜。
枯れた外側の葉を取り除くと鮮やかな緑の白菜が現れる。今年のこの寒さによくぞ耐えてくれたとほめてやりたい。

収穫されずにほったらかしになっていたコチュ。色の抜けたのもあるが、透明感のある赤がなんとも美しい。