2012・12・4
小劇場公演をみる
トンスンアートセンターの1階のこじゃれた店でお得なイタリアンを食べる。時雨が激しい雨になって、これじゃあ外に出られないなと思って雨宿りをしていると、「近くで日本人俳優が主演しているミュージカルがあるんだけど、席があるので観にいきませんか」と声をかけられた。タダであるというのと15分後に開演というのでもらったチケットを握りしめて、グリーンシアターという小さな劇場に走った。
「パルレ」、洗濯という題名のミュージカル。2005年からのロングランの作品らしい。
ソウルのふきだまりのような街の貸し部屋にすむ人たちの話。江原道の田舎からソウルに出てきて大学も出たけれど思い描いた仕事も暮らしもないまま27歳になってしまった女と、モンゴルから出稼ぎにやってきた男の恋を中心に、この世の理不尽を噛みしめながらもたくましく生き抜く人々を描いている。
「つらいときは洗濯をすれば、洗濯ものが乾くように心も晴れる」と大家のハルモニは寝たきりの娘のおむつを洗う。
笑いあり、涙あり、もう2時間ほど感動しっぱなし。日本人俳優「野島直人」、演技も歌もすばらしい。なんでそんなにハングルがうまいんだ。
2012・12・1
戦争と女性の人権博物館
やっぱり、タクシーの運転手はこの博物館を知らず、ナビがついているのにうろうろして、このあたりなんだけどとだいぶ離れたところで下ろされた。地下鉄の弘大入口駅から歩いても良かったと思う。
『戦争と女性の人権博物館は日本軍「慰安婦」被害者が経験した歴史を記憶・教育し日本軍「慰安婦」問題を解決するために活動する空間です。また、現在も続いている戦時性暴力問題を解決するため連帯し戦争と女性への暴力のない世界をつくるための博物館です。』パンフレットにこう書かれている。
少女像の隣に座り、歴史の証言をして亡くなられた日本軍慰安婦被害者の遺影に花をたむけた。 日本政府は日本軍「慰安婦」をいまだ認めていない。
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