2015・6 of gurim

2015・6・23
植花夢


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何年かぶりに近くにある「ウエルカム」に出かけた。朝方の驟雨が去って強い日差しの午前。私たち以外誰もいない。広大な庭園。里山の中に花木や草花が植えられている。同行者は最近ガーデニングにめざめ、斑入りや銅葉の樹木に注目している。
自然に見えるけれど、よく考えて植えられている。6月が一番きれいだと聞いていたが、まさにそうだった。

2015・6・22
国際郵便


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尚州のホさんのところで購入したミョンジュが国際郵便でとどいた。いろいろあって、やっと手元に。
幅の広い55cmのものも手に入れた。失敗しないように染めなくては。

ホさんはおまけに「オクサ」と薄物のスカーフを入れてくれている。

2015・6・21
ソウル


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染色家、イ ビョンチャン氏にお会いするため、ユン先生と一緒にソウルへ。今回も安東駅から鉄道で清涼里までのんびりとした旅。バスより時間はかかるが列車の移動もいいものである。
イ ビョンチャン氏はとても美しい日本語でおはなしされる。天津の日本人租界で15歳まですごし、戦争が終わって韓国に戻られたのだそうだ。その美しい日本語は日帝時代に身につけられたのだ。歴史の証言を聞くようだ。日本語も美しいが、ご本人も凛とされていてとてもお美しい。
退職後に日本で天然染料による染めの技術を学ばれ、韓国で三十年教えられた方である。染色家というより、研究者と言ったほうがあてはまる。
ユン先生もこの方に習われたのだ。いまだにうまくいっていない私の藍染めの質問に丁寧に答えてくださる。
イ ビョンチャン氏とお別れして、聞慶の工房「ヌビジン」のお姉さんに紹介してもらったソウルの妹さんの工房を訪ねる。
三清洞のにぎやかな通りからちょっと入ったところにある韓屋。いい感じに韓国的な温かさに満ちている空間。なんかなつかしい布の白いチョゴリ。ヌビも温かい感じがする。足元の敷物にもうなってしまう。妹さんのお人柄があらわれているようである。

今回は収穫タップリのソウル。

2015・6・20
星州


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篆刻家のアトリエがある集落は星州にある。大邱の近くである。朝近くを散策した。小学校がある。なんだかなつかしい造り。日本が植民地支配した日帝時代に日本式の教育が行なわれたことがはっきりとわかる。
体育の時間だろうか。9人の子どもたちがボールを蹴っている。男の先生が見守っている。韓国も少子化が進んでいる。一学年九人か。私の住む村も今年の小学一年生は十人ほどだったが。
カラフルに彩色された李舜臣将軍の像が校舎の入り口あたりにたっていた。


2015・6・19
河内晩柑


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知人から河内晩柑がおくられてきた。熊本で偶然に発生した文旦の血をひく品種なのだそうだ。さっぱりとやさしい味。甘ければいいものでもない。おいしくいただいた。
河内晩柑といっしょにヨイチュモンで仕上げられたティッシュカバーが入っていた。沖縄で染織をされている方の布が側面に使われている。


2015・6・18
篆刻家



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4月に就航した関空からの大邱便。はじめて大邱空港に降りた。韓国で三番目に大きな町テグの街並みを抜けてしばらく行ったところに篆刻家のアトリエがある。
わたしのアトリエ・求里畝の看板が完成していた。昨年12月来日された時、わたしのアトリエを訪ねられた篆刻家と書家のスニムがアトリエ・求里畝の看板をつくると約束されていたのだ。ありがたい。
アトリエには篆刻の作品があちこちに飾られており、書家の夫人の文字もすばらしい。
集落のまわりはチャメ(真桑瓜)のビニールハウス。チャメをいただく。しっかりとした歯ごたえのある濃厚な味。メロンよりおいしい。







2015・6・17
柿渋染め



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柿渋染めをされている尼僧の寺を訪ねた。急な山道を登ったところにある。お昼時を狙ったように到着し、おいしい昼をいただいた。蓮の葉にくるまれたご飯はかなりのボリュームであったが残さずいただいた。金蓮花やビオラを散らしたサラダも美しい。
柿渋で染めた布が干されている。染めている現場は見ることはできなかったが、柿渋の薬効のお話を聞き、柿渋で染めたハンカチとマスクをいただいた。アトピーに効くとおっしゃる。
蓮の花のお茶をいただく。大きな鉢のなかで蓮の花がお湯をかけると開いていく。






2015・6・16
桑の実



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姉のところに用事があって行くので一緒にいきませんかと織元のご主人ホさんはわたしを車に乗せて田舎みちをはしる。ホさんが以前住んでいたミョンジュの村に寄ったりする。蚕を飼っているという知り合いと車の窓越しに挨拶したり、自分の桑畑を見せてくれたり。
ホさんのおねえさんの家では鶏が走り回っている。ひよこも親鳥についてまわっている。

ホさんの家まで帰ってきて、たわわに実っている桑の実を発酵させるのだとかで作業が始まる。桑の葉は塩漬けにするのだそうだ。

私を聞慶に送ってくださる前に、これだけの仕事をまたこなす。






2015・6・16
ダリア咲く



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梅雨空の下、ダリアが咲いている。支柱をたてて倒れないようにする。肥料が効いているのか全体にいい感じにまとまって花の数も多い。

十六夜バラもつぎつぎと花をつけている。




2015・6・15
明紬 織元



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慶尚北道 尚州はミョンジュ(明紬)の産地である。織元を訪ねた。ご主人は工場に案内してミョンジュの出来上がる過程をていねいに説明してくださった。織元が減少していく中、尚州の地で誠実にとりくまれているのを感じる。
今回の訪問の目的、ヌビ用のミョンジュを購入。入念に品物を選ぶ。
その日泊めていただくことになり、私たちのためにソウルから帰ってきた日本語の堪能なご子息に助けられて、ご主人とお話をする。いろいろと情報を得る。
私は朝早くに起きて動きますが、どうぞゆっくりお休みくださいとご主人はおっしゃったが、こちらもこのごろ朝早く目覚める。働き者のご主人は私が起きてくるまでに一仕事も二仕事も終えたように思えた。




2015・6・13
関門



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工房ヌビジンから林檎畑をみながら道立公園の入り口までてくてく歩いてきた。「韓国人が行くべき観光地100選の第1位」という看板が現れる。へーそうなんだ。特産の林檎と五味子の作り物がなんとも。
ここに都にむかう大きな道が通っていた。関門が三つある。第三関門まで行けるだろうか。昨秋来た時は第一関門まで。
歩くのが遅くなっているのを感じている。早足で歩き回っても疲れを知らなかったのにとしみじみしながら進む。第一関門を抜けると渓谷沿いの木漏れ日の道になる。第二関門まで来るのがやっとだった。
聞慶は粉青沙器などのやきものをつくっているところである。窯元を訪ねるほどの時間も気力もなく、バスに揺られて帰ってきた。



2015・6・12
nubi JIN



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聞慶に天然染料で染めている方がいるのでそこに案内しましょうと、ホさんは聞慶セジェ道立公園に入る手前の道を山のほうに向かってハンドルを切る。
「ヌビジン」という名の工房につく。ホさんのところの明紬を使って染めているらしくお友達って様子。気さくな女主人ジンさんと話しているうちに新たな展開が。あの京都のソムシでヌビの作品を展示されていた方のお姉さんだったのだ。ちょうど妹さんから電話があり、ソウルでお会いしたい旨を伝える。
チュフル山の山裾にある工房はおしゃれな造り。妹さんのヌビったものや天然染めのなかなかのデザインの服が並んでいる。こんな山の中なのにお客さんもけっこうみえている。
お忙しいのにここまで案内してくださったホさんとお別れして、さあ一日歩くぞと工房ヌビジンをあとにする。




2015・6・11
聞慶



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ミョンジュ(明紬)を買いに慶尚北道尚州に行った。織元のホさんの家にあつかましくも泊めていただいた翌日聞慶へ。車窓に주흘산(チュフルサン)が見えてくる。朝のうちにいろいろと仕事を片付けたホさんの車で尚州から聞慶にむかう。