2017・12・11
胎室
キムジャンが終わって、シジュン氏がお寺に連れて行って下さるという。「禅石寺」という寺。冬枯れた星州の山道を入っていく。お寺に行く道に「世宗大王子胎室」という道標が目に入る。お寺に参った後、すぐ近くにある「胎室文化館」なる博物館に行く。駐車場が大きくとってあって季節によっては大勢の人が来るのだろう。
胎室というのはへその緒を埋めた場所である。「世宗大王子胎室」というのはあの世宗大王の子どもたちのへその緒を埋めた場所なのである。なんでへその緒を埋める部屋を地中につくり、立派な石の構造物をその上に置くのだろうか。
小高い丘の上にある胎室の場所に上ってみる。ここは「いい気」をいただくには大変すばらしい場所だという。そいう場所に胎室をつくるのだという。
お寺に参ったのか胎室にいって「いい気」をいただいたのかわからなくなったが韓国にそういう文化があることを初めて知った。
ちなみに、その博物館の入り口に掲げられている扁額はシジュン氏が彫られたものである。うーん。
2017・12・11
キムジャン
ソウルからKTXで大邱にきたのは、星州の方からキムジャンに誘われたからである。韓国でキムジャンを体験できるなんてこんな機会はまたとない。大邱から星州まで車で1時間ぐらい。チャメのビニールハウスが農地を埋め尽くしている。
塩漬けされた白菜にヤンニョンを塗りつけるようにまぶしていく。ヤンニョンが各家庭ごとに違っている。私が本をたよりに作っていたヤンニョンとまったくちがう。大根の千切りやネギの千切りなんかはいれないのである。そのぶん水分が少なくヤンニョンがざぶざぶしていない。なによりトウガラシがちがう。韓国産の濃い色のもの。のりを炊く時の出汁もイリコではなく干しエビ。
キムジャンの日はできたてのキムチと茹で豚をたべる。できたてのキムチも美味しい。
2017・12・9
仁川でカンジャンケジャン
渡韓まえ、天気予報をみていると寒波が降りてきて朝鮮半島はすっぽりとおおわれているではないか。あたたかい下着をシッカリと身につけてのり込んだのだが、ま、寒いと言えば寒いのだが思ったほどではなかった。
今回もあちこちで美味しいものに出会えた。昨年ソウルでカンジャンケジャンを食べたのだが、仁川のほうがお安いと聞いて仁川で今回は食べることを計画していた。仁川「官洞ギャラリー」の戸田さんに食堂を紹介してもらった。カンジャンケジャンはもちろんカキご飯も美味しい。海鮮チヂミにクルビも大変おいしくいただきました。
ユン先生に案内してもらった「プサンシクタン」でたらの鍋をいただく。たら丸ごと一匹はいって、たらこもしらこも入っている。
「草田博物館」を見学した後、南山で山菜の店で昼食。山菜のジョンもおいしい。
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