2019・6・8
ちまきを作る
地域のサロンで今年もちまきをつくる。
もち米と粳米を粉にして4対6の割合で混ぜる。葦の葉と楢柏の葉を採ってくる。蒲の葉は干して裂いてひも状に。
この地域で作られてきたちまきは葦と楢柏の二種類の葉っぱで包むのがめずらしいのだそう。今回はちまき博士の大学の先生と市の社会教育課の職員も参加された。
「一般的に柏の葉と言えば市販されている柏餅の葉を指しますが、あの柏の葉は北海道や 東北地方で産するもので、江戸時代、江戸で使われるようになったものです。今日皆さんが西谷で採取して使われた楢柏が
万葉や奈良のじだいの昔から使われてきた柏なのです。
ちまきというのは『茅萱(ちがや)』の葉で巻かれていたのだが、茅萱の葉っぱが細いので地方ごとに笹で巻いたりとその地域にある植物の葉で巻かれるようになった。ここ西谷では葦と楢柏になったのです。
『茅』という植物は『茅の輪くぐり』に使われるもので霊力があると信じられてきた。」 など、興味深いお話を聞くことができた。
できあがったちまきをおいしくいただいた。ごく薄い塩味のちまきに砂糖ときな粉をつけていただく。