2011.03 of gurim

2011・3・31
カタクリ



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旅行からかえってきたらカタクリが咲いていた。去年よりも花の数が多い。

少し暖かいので種苗店に出かけた。もうトマトの苗なんかが売られている。球根で出ているのとは花の形や色がちがうアネモネと原種の雛菊など買う。








2011・3・30
仙崎



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仙崎から橋を渡って知人の住む青海島。高校のころまでは舟で仙崎に渡っていたとか。入江のちかくの知人の家の庭には木瓜の花が咲いていた。

仙崎と言えば今は「金子みすゞ」。
生家の書店の横にたてられている「金子みすゞ記念館」には入館者が引きも切らない。
ブームになったからか、へそ曲がりの私は「金子みすゞ」の詩を見聞きはしていたが読んだことがなかった。大ロングセラーと帯に書かれた『金子みすゞ童謡集』という文庫本をショップに並ぶ出版物の中から選んだ。


げんげ

雲雀聴き聴き摘んでたら、
にぎりきれなくなりました。

持ってかえればしおれます、
しおれりゃ、誰かが捨てましょう。
きのうのように、芥箱へ。

私はかえるみちみちで、
花のないとこみつけては、
はらり、はらりと、撒きました。
春のつかいのするように。


仙崎漁港のちかくで刺身定食を食べ、土産に蒲鉾を買った。
海は波もなくおだやかに青い。





2011・3・29
日本海



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安来から仙崎の知人をたずねる。
うららかな春を期待していたのに真冬のような天候。それでも海辺だからか、海流の暖かさからか、自分の住む宝塚の山里より春の花は早く咲いている。梅も水仙も椿もあざやかに目に入ってくる。

海沿いの国道9号線。荒れた日本海の波しぶきがかかる道を走る。

浜田で石正美術館にはいる。この地の出身の日本画家「石本 正」の作品が展示されている。日本画の絵の具にパステルや色鉛筆も併用して花を描いている。

長門の三隅にある香月泰男の美術館にいく。十五年ぐらい前に一度訪れている。香月泰男の版画を集めた図録があったので求める。リトグラフにエッチング、木版の作品も収められている。

仙崎の知人は高校生のころ香月泰男に作品を見てもらっていたのだとか。










2011・3・28
安来 大塚のまち



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安来に行った。3月も終わりというのに寒い。知人の家からすぐ近くの大塚のまちに行く。ゲゲゲの女房の布枝さんの生家のあるまち。伯太川のそばに家が集まっている。近郷の農家からここまで来れば何でも買いそろえることができたであろうと思えるような街。

布枝さんの生家の酒屋をのぞいた。家の中から高校生くらいの女の子が「いらっしゃい」と笑顔。どこかに出かけるらしく急いでいる。『月山』なんていう銘柄の酒がならんでいる。

街のなかをぶらぶらする。「五木ひろし」の公演ポスターが貼られている。車のなかで五木ひろしを聞きながら走って安来まできた。五木ひろしの歌う「柿の木坂の家」、絶品。










2011・3・22
馬酔木



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アセビの花が白く見えるようになった。昨年よりずいぶん遅い。
アトリエのガラス越しに見えている。

クリスマスローズの蕾がひらき、ルッコラにも地味な花がついた。待ち遠しい春なのに、今夜からまた冷え込むという予報。










2011・3・17
梅の花茶



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昨日、今日と雪や霰がちらついたり、吹雪いたり。時折ぱっと明るくなったり、でも風は冷たい。

梅の花茶をいれた。慶尚南道、雙磎寺に桜を観にいったときはじめて梅の花のお茶をいただいた。満開の桜を眺めながら歩いていて入った店。
乾燥した白梅の花茶がうられているが、ちょうどいい具合に蕾がふくらんでいたので、生の梅の花茶をいれてみた。梅の香りが広がる。










2011・3・14
庭の梅



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ここ二日の暖かさで鹿児島紅梅が一気に開いた。今年は梅の開花が待ち遠しかった。
暖かいので外での作業が苦にならない。梅の枝を刻んだのを釜でぐつぐつ煮る。鉄媒染で淡いグレーをだす。
ラジオからは地震の被災の状況がながされている。









2011・3・12
観梅



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霙まじりの雨が降ってくる。知人を案内して梅を観にいく。今年は厳しい寒さのためか山ぼとりの梅の木はやっと花を咲かせている。凛とした花を愛でて家に帰ってきた。ストーブを焚いて部屋をあたためてお茶をする。知人と別れてラジオをつけると東北で地震と津波。






2011・3・11
梅と茜で染める



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年末にいただいていた梅の枝は冬のアトリエで蕾をつけ、目を楽しませてくれた。大甕から枝をとりだして切り刻み染料につかう。樫のグレーよりも暖か味のあるグレー。

インド茜はきれいな色がでる。丁寧な作業をしなければ染めむらがでてしまう。






2011・3・10
紅梅に雪



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もう降ることはあるまいと思っていたのに、朝起きてみると積雪。昼にも雪がちらついた。ときおりさす陽ざしは明るくて春なのに。






2011・3・7
綾部



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京都府の綾部の知り合いの所に行った。椎茸の原木を切り出すので手伝いに来ないかというお誘い。たいした手伝いにはならなかったが1mほどの長さの原木50本ほど切り出した。このうちの何本かをいただいて椎茸の栽培をやってみようと思っている。




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遠くの山に雪の残っているのが見える。早春の丹波路はあちこちに梅がさいてしろに薄紅にかすんで見える。農道や庭先の梅がいい。




2011・3・5




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陽ざしが暖かい。クリスマスローズの蕾が地中から伸びてきた。ラッパ水仙も蕾がみえている。


2011・3・3
梅一輪



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梅一輪、一輪ほどのあたたかさ。といいたいけれど朝から雪がちらつく。二月末の暖かさで紅梅が開いた。山間の地では開花がおそい。白梅はまだ開かない。輝く春が待ち遠しい。


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