2011・8・25
かわず瓜
たたくと西瓜のように音のするカワズ瓜。切ると種のところのわたが甘い。
真桑瓜のように食べてみる。ほんのりと甘くて、みずみずしい。
2011・8・24
畑の綿
綿が育っている。綿の隣は藍。その隣は黒豆。小豆も少し植えた。
夏が終わっていく。大汗かいて草むしりに励んでいたのはついこの前なのに。
トマトも茄子もつぎつぎと熟してくる。カワズ瓜も葉っぱの下で巨大化している。遅くに植えたコチュも青い実を下げている。
百日草も雨の恵みで生き返る。
2011・8・23
朝顔
朝顔が咲いた。「あっ」と声がでる。
緑のカーテンというのをやってみようと朝日をさけるためるためにつくった。あんまり役にはたたなかったけれど朝の楽しみができた。
2011・8・16
夏野菜
一雨ほしいところだが、日照り続きで畑はからから。それなのにトマトがつぎつぎと熟してくる。毎日トマトとナスを食べているが減らない。
茄子も胡瓜も干した。
今日はニガウリとミニトマトを干す。
2011・8・14
ダリヤ
宝塚、上佐曾利のダリヤ園で気に入った花色の球根を注文して今年も植えた。秋10月の末の冴えた色と夏の色は少し違う。秋にも咲かせるようにするにはもう少ししたら根元から切って新しい茎をのばさなければならない。 猛暑に負けず咲いているのに。
2011・8・9
藍の葉を干す
早朝、藍の葉を採集する。日中は畑に出られないほどの猛暑。昨日今日と藍の葉を干す。
庭に何かが干されている景色はいい。ムシロの上で籾が干されていた秋の日が思い出される。実家に帰ったら納屋でムシロを探してみようか。
2011・8・6
トマト
トマトが色づきはじめた。ホームセンターに立派な苗が売り出されているころにやっと芽を出した。畑に定植してからもたよりなげだったのにぐんぐん成長して実をつけた。去年よりうまくいっている。
かわず瓜も実をつけた。ぬか漬けにするとおいしい。
2011・8・5
弘大入口
韓流か円高か、旅行客が多くていつもの韓屋ゲストハウスは満室。それではと弘大入口に宿をとった。地下鉄の駅から近いし弘益大学の学生街でなんだかにぎやか。キッチュでポップなサブカルチャーの街だとか。
美術系の大学としても有名だそうで、出かけてみた。キャンパスの中にある展示室にいってみる。10時開館となっているのに、扉は閉まったまま。警備員のおじさんがもうすぐ当番の学生が来るから待つようにと言ってくれるがなかなか来ない。30分以上遅れて警備員のおじさんの電話でやっと男子学生がやってくる。ここまで待ったのだから帰るわけにもいかず、テーマが椅子とテーブルらしいが使用を拒否したような作品群をみる。その当番の学生は扉を開けながら私に英語で謝ってくる。
夜、日本語を勉強されている知り合いの方と食事した。十時を過ぎても人通りは絶えない。24時間営業の店があちこちに。熱気にあふれている。
カルメギの店。カルメギは豚の横隔膜あたりの肉で、知らなかった頃店の人に、かもめの肉ですかと聞いて笑われたことがあった。 なんとも開放的な店構え。オレンジの光の下で肉のこげる匂いが外まで漂ってきそうな。こんなつくりの店が軒をつらねている。
2011・8・4
大学路
大学路は移転したソウル大があったところ。地下鉄恵化駅の改札を出ると演劇のポスターが目立つ。韓国のドラマに出てくる見慣れた俳優が出演者だったりするる。東崇アートセンターでやってる演劇は二人芝居だというので他のものにすることに。劇場案内所でミュージカルのようなのが観たいた言ったら、「ロマンチックコメディミュージカルの真髄」というのをすすめられ、観ることに。
6時に座席を確保して、開演は8時。大学路で昼と夜の食事をすることになる。
昼にスチェビをたのんだ。すいとんである。団塊世代の私はすいとんは食べていない。韓国では専門店もあるくらいで食堂のメニューにもある。ここの店では麦飯が付いて出てきた。 ほかに海鮮パジョンを頼んだのでお腹いっぱいになって食べられない。
韓国旅行中、一回はサムギョッサルを食べないと。使いこんだプレートで焼かれる。古漬け白菜キムチも一緒に焼いて食べる。
大学路には大小100ほどの劇場があるのだそうだ。紹介されたミュージカルの公演はマロニエ公園を過ぎて少し離れたところの劇場でおこなわれる。大通りから路地に入ったところ。トーストと食品という看板の店でおじさんが時間をつぶしをしている。テーブルと椅子の青が涼しげ。
大学路芸術広場1館という劇場。休日ではないので入りはどうなのかと思っていたら141席という小劇場は満席。コメディであるのとミュージカルなので言葉の問題で退屈はしない。テンポもよく、歌もうまい。隣で女子大生ぐらいの子がきゃっきゃっと笑っている。
2時間ほど結構楽しめた。ただ冷房が強すぎる。
2011・8・3
コットゥ博物館
大学路の東崇アートセンターにあるコットゥ博物館にいく。コットゥとは人物や動植物の木彫像のことである。昨年の四月に開館したこの博物館には20,000体ものコットゥが所蔵されている。
開館したばかりの昨年五月に来たのだがこんどもまたやってきた。受付で、チケットを買おうとしたら、「おいくつになられますか」と尋ねられた。六十五歳からは無料らしい。韓国の年齢の数え方だと来年は・・・・。
1970年代の後半、誰も関心をもたなかったころからコットゥの文化的価値を見出した金玉浪館長によって蒐集がはじめられている。絲田刺繍博物館の許東華館長も1960年代、ボロ布としか扱われていなかったポジャギの蒐集をはじめている。そういう人たちの努力によって、失われようとしていた文化財が守られたのだ。国立博物館もいいけれど、街のなかの博物館でもっとすばらしいものが守られている。
東崇アートセンターのビルには映画館と劇場もある。以前ここで「カンダハール」の映画を観たことを思い出した。
外はカンカン照り。おしゃれな休憩室でパッピンスを食べた。椅子とテーブルがいい感じ。
2011・8・2
ソウル 新村
安東からソウルにもどる。
十年前、一年間暮らした新村界隈が恋しくて行く。久しぶりの地下鉄新村駅で出口をまちがえてしまう。 スーパーの入口のパン売り場はそのまま。トウモロコシパンもある。
ぶらぶらと足は延世大のほうに向く。町は学生たちがあふれている。正門をくぐって緩い坂道を陽ざしを避けて銀杏の並木の下を歩いていく。本館の近くに詩人尹東柱の記念館があったはず。木陰に詩碑をみつける。
死ぬ日まで空を仰ぎ
一点の恥辱なきことを
葉あいにそよぐ風にも
わたしは心痛んだ
星をうたう心で
生きとし生けるものをいとおしまねば
そして私に与えられた道を
歩みゆかねば
今宵も星が風にふきさらされる
尹東柱は。延世大から日本に留学し、独立運動にかかわったとして1945年に福岡刑務所で獄死している。 尹東柱の故郷は間島省。現在の延辺朝鮮族自治州の吉林省。昨年おとずれた大連から吉林省の延吉、龍井あたりが思いだされる。
本館から語学堂の前を通って坂道を下り、いつもの絵本の店によって街にもどってくる。あちこち整備され街は美しくなっている。
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