2012.6 of gurim

2012・6・30
三清洞あたりのギャラリー




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韓国と日本には時差はない。この時期かなりおそくまで明るい。鐘路のホテルは立地がよい。三清洞あたりへぶらぶらと歩いていく。洒落たギャラリーが点在する。
学古斎というギャラリーには良く行く。がらんとして素っ気のない空間がいい。今回もなかなか良い展示。カタログまで買ってしまった。

近くの工事現場もアートしている。




2012・6・29
もぐら庵 水墨彩画展




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地下鉄「安国」駅からすぐのところにあるギャラリーで、もぐら庵池田耕治氏の展覧会がひらかれた。今回の韓国行きはこの展覧会に合わせて日程を組んだ。

2001年にソウルで日本語と韓国語のエクスチェンジをしていたチョンさんに展覧会の搬入の日の通訳をお願いした。チョンさんの日本語は私のハングルよりはるかに上手く流暢だった。

ギャラリーの関係者、日本からのファンら多数があつまりオープニング。参加者とお話をする。ハングルと日本語とで頭の中はフル回転状態。脳が活性化している。

もぐら庵さんの作品を何点かまとめて求める韓国のファンも生まれている。

近くの伝統茶の店からお茶の出張サービス。緑茶をおいしくいただく。






2012・6・28
列車でソウルへ




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安東駅から列車に乗ってソウルへ。
駅前の広場がやたら広い。「駅舎」といった感じがする建物の駅。切符はパクさんが前日に予約してくれた。昨年の12月にきたときは満席で切符がとれなかった。
待合室はてきとうにがらんとしていて、アイスキャンデーを食べながら列車を待つ。
改札はない。ソウルの清涼里に着いたがここも改札はなかった。車掌も検札に来なかった。
ホームでユン先生とパクさんが見送ってくださった。ホームの位置が低い。ゆっくり列車が動きだし窓越しに手を振る。

ソウルまで4時間弱。列車の旅もまた良い。






2012・6・27
工房で




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ユン先生がつくられている5mmの幅のヌビのトゥルマギ。淡い黄色がいい。ミョンジュの布の光沢が美しく出る。
今回、トゥルマギをつくる布を用意してきた。ちくちくとヌビはできるが、ヌビるまでの工程はまだわたしの手には負えない。次にいらっしゃるときまでに、型をつくって、ヌビだけできるようにしておきますからと言ってくださる。

パヌルコジ(針山)は大阪から今回一足先に来てユン先生から教わっている方の作品。わたしも作ったのだが、とてもお見せできない。







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昨日、東京から安東に帰ってきたばかりという藍染のチェ先生に会いに行く。疲れていらっしゃるであろうに、こころよく迎えてくださった。昨年の7月にチェ先生のところで見て覚えたとおりに日本に帰ってから作ってみた泥藍をみてもらった。

これで、藍染の10パーセントができました。後の90パーセントが大変なのですとおっしゃる。藍を醗酵させるときの温度はどれくらいなのですかと聞くと、人が食べ物を摂るのと同じです。体温は何度でしょうとおっしゃる。相変わらず説得力がある。






2012・6・26
カンアジ




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ユン先生の家の近くを散歩していると子犬がいるのが見える。呼ぶと、5,6匹が団子のようになって飛んできた。動き回って、舐めまくってちっともじっとしていない。かわいすぎる。珍道犬だそうだ。





2012・6・25
マウル




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なだらかな丘の地形の集落。竹皐書院から敬老堂という老人たちの集会所の前をとおって村のなかをユン先生の家まで歩いていく。煙草と飲料水とお菓子を売っている店が一軒ある。畑にはトウモロコシ、サツマイモ、唐辛子など見慣れた夏の野菜。水田の稲が青々と育っている。柿と栗の木。

なにかがちがう。この風景の開放感はなんなのだろう。道と塀のあいだのわずかな地面にもなにかが植えられている。道と田んぼの水面の高さにさして差がない。畑の畝がくっきりと高くない。花壇はないが畑の隅に花が咲いている。キムチや味噌しょうゆをつくる甕が家の外にいくつも並んでいるのが見えている。どの家も「とりすました感」がない。




2012・6・24
농사 農事






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育てていた夏野菜の苗が徒長状態。畑は雑草があざ笑うかのようにいっせいに芽吹いている。なんとかしなくては。

トマトと胡瓜とニガウリをやっと定植した。支柱もたてなくては。
コリアンダーの実ができている。




2012・6・24
コチュプガッ






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朝、洛東江の岸辺まで散策したり、書院の雑草抜きを手伝ったりした後ユン先生の家で朝食をいただく。 
三日間、村の中にいてユン先生の家で食事をする。
体に良さそうなものが食卓にのぼる。白米はあまりでてこない。玄米か、いろんな穀類と一緒に炊いたごはん。ヌルンチもある。

はじめていただいたのだが、あまりにおいしいので作り方を聞いて、メモまでしたのが「コチュプガッ」。コチュ(唐辛子)の収穫のときまだ残っている小さな青いコチュを使って作るという。開いて、種をとり小麦粉をまぶして蒸し、天日で干したものを保存する。食べるときは胡麻油で炒めて余分な油をとって塩をふる。ポリポリとおいしい。これはうちでもやって見なくては。




2012・6・23
かせ上げ






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韓国行きのため一回休んだ丹波木綿の研修にでかける。教えていただいている方が、糸を紡いでばかりでは単調でしょう、すこし糸がたまってきたので「かせあげ」をしましょうかとおっしゃる。

半綛ずつ二つで一綛。綛になると糸らしく見えてくる。






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栗柄へ行く道路端、タチアオイがあちこちに咲く。





2012・6・23
書院に泊まる






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二年前に再建された書院。先賢を祭る「道学書院」である。坡平尹氏から出た二人の学者を祭った建物が奥の一段高いところにある。

朝はやく目が覚める。広い敷地のなかを歩く。足元の雑草がきになって抜いていたりする。入り口の大門の上は楼閣になっている。そこに上り朝日を浴びて洛東江をながめる。ひんやりとした空気。

「夜気斎」と「陽若斎」の二つの棟は学者の卵たちが起居していたところだろうか。その「夜気斎」に泊まる。再建されているので台所も化粧室も今風になっている。布団をあげて、箒で掃き床を雑巾がけする。





2012・6・22
書院






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ソウルから4時間かかってやってきた醴泉郡のシンプン里というところにある書院。書院とは李氏朝鮮時代の私立の儒学教育施設と「朝鮮を知る事典」に書かれている。この書院は「竹皐書院」という。シンプン里は姓を同じくする「同姓村」で、坡平尹氏の村である。

で、なんでこの村の書院にいるのかというと、私のヌビの師である 尹先生をたずねてきたのだ。かねてから、ソウルを離れて静かな田舎で暮らしたいと願っておられた先生が居を定められたのがこの村なのである。
で、なんで書院にきたのかとしつこく言うと、この書院に3日間泊まることになったからである。







2012・6・21
洛東江






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慶尚北道 醴泉郡 チボ面 シンプン里。
チボとシンプンの漢字表記がわからない。東ソウルバスターミナルから安東まで3時間高速道路をひた走り、安東から車で40分、低い丘のような山と水田のひろがる集落に着く。

梅雨に入った大阪からやってくると、空気が乾いているような気がする。韓国はここのところ雨が降らなくて、旱魃なのだそうだ。

洛東江のほとりの村。蛇行する河の水面が光って見える。
川岸につづく道がなんだかなつかしい。











2012・6・7
そらまめ






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そらまめの鞘がたっぷりと太ってきて、しっかりとした実がわかるようになってきたので収穫した。鞘をむいてそのまま生で食べてもほんのり甘味もあっておいしい。







2012・6・6
花摘み






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豌豆も収穫の時期。豆ご飯がおいしい。豌豆がよくできるのならと並べて植えたスイトピーが良く咲いた。クローバーやミントやスイカズラなどいい匂いがするのを集める。







2012・6・5
苗床






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暖かくなって遅くに夏のものの種を蒔いた。畑にもって行きたいのだが雨を待ってからと思っている。雨が来ない。









2012・6・4
針山






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昨年の暮れ極寒の慶尚北道・安東でちくちくと針を動かしてチョガッポの針山を作った。不揃いな縫い目がかくしようのないものができあがった。で、練習を重ねて、ちょっとは見れるようなものになってきたと思うのだが。









2012・6・3
6月の庭






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一年のうちで今が一番庭が華やぐときのようだ。それにしても雨が降らない。ケシが倒れないで咲いているのはうれしいが。









2012・6・2
糸紡ぎ






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篠山の栗柄へ週一回の丹波木綿の研修にでかけた。
使い込まれた年代ものの糸車が研修生用。
「紡錘形にていねいに糸を巻き取らないと後の作業に影響が出ます」と、何事も手を抜かないでやることを改めて教わる。自分はここのところがいまひとつ甘い。









2012・6・1
朝のバラ






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遅くなって寝ても、朝はやくに目覚める。朝露のかわかぬ花は美しい。