2018・10・6
三原
中学の同窓会があって三原に帰った。一年遅れの古希の同窓会である。生まれ育った御調郡久井町は三原市になり、卒業した校舎は統合されてとっくの昔になくなっている。
中学校を卒業して久井の村から三原の町の高校に通ったのだが、そのころは山陽新幹線なんかなかった。三原駅の近くの本屋さんの横のバス停なんか跡形も無く、まあ、すっかり景色は変っている。城跡もわざわざ見に行くようなところではなかったように思う。きれいに整備されている。城跡の天主台をぶっちぎって新幹線が走っているのだが、その線路の下でお好み焼きを食べた。
広島焼きである。中学生の時も高校のときも食べた記憶はない。知らない町の駅のそばの食堂で食べる旅人のような気分である。
あの時の中学生は、70を超えたじいさんばあさんになっていたけれど、みんな15の時の面影を残していた。