2015・7・13
歌舞伎観劇
気温30度をはるかに越える中、歌舞伎を観に出かけた。大阪松竹座七月大歌舞伎。夜の部 通し狂言「絵本合法衢 立場の太平次」という演目。初めての歌舞伎見物。難波の駅から歩いてすぐ、こんなところに松竹座があったのか。それも知らなかった。
四時開演、途中35分の休憩を入れて八時まで。いただいたチケットについていた解説を読んでみるが一読しただけではストーリーが頭に入らない。だからどうなんだといったお話に思える。
書割というのか舞台のセットはきれいだ。主役は片岡仁左衛門。1944年生まれだから70才を越えているのだがとてもみえない。歌舞伎界きってのイケメンで姿も声も良い。
東海道四谷怪談のあの鶴屋南北の作品。冷血で美しい二枚目がつぎつぎと残虐に人殺しをしていくのだが、江戸時代のもっと薄暗い芝居小屋ならおどろおどろした感じがあったかもしれないが、明るくてきれいな舞台で次々と殺されても滑稽な感じがしていまひとつ。
最後、悪の権化仁左衛門が殺されて終わるのだが、死体が起き上がってようこそおいでいただきと、挨拶をして幕となるものだから笑ってしまう。
快適に冷房のきいた客席で四時間はあっという間だった。
2015・7・5
流れる千年
大阪生野コリアタウンに久しぶりに行く。鶴橋で降りてお昼、スントゥブをいただいた後商店街を抜けて、御幸森神社のほうに歩いていく。
なんかなつかしい感じがするのはなぜだろう。秋晴れの小学校の校庭いっぱいにくりひろげられた生野民族文化祭に行ったのは何年前だろうか。
今回は「流れる千年」というすてきな名のギャラリーにやって来た。3月の箕面での「アトリエ・求里畝」の展示会にこられた韓紙工芸作家さんが「流れる千年」の代表の洪貞淑さんを紹介してくださったのだ。
まるで仁寺洞か北村あたりに来たような。「流れる千年」「ヨンカフェ」「ヨンキッチン」と三つの建物がある。「ヨンカフェ」で洪さんからお話をうかがう。洪さんは料理研究家でいらっしゃるが、韓国の美しいものを、日本と韓国の未来を築いていくように発信していきたいと熱く語られる。アトリエ・求里畝の針と糸の手仕事やヌビをコリアタウンで、「流れる千年」で、展示する方向で話は進んでいく。アトリエ・求里畝、また新たな展開が。ありがたい。
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