聖ジョルジョ

パルジェッロ国立博物館に出かけた。前にフィレンチェを訪れたときここで聖ジョルジョの大理石の彫像をみたのだ。デッサン教室で何度も好んで描いていたジョルジョの石膏像。少し眉を寄せた繊細な顔。石膏像は胸のところで切られて胸像になっていた。もう一度見ておきたくて観光客の波を縫うようにやってきた。  聖ジョルジョ像がドナテルド作なんて知りませんでした。ローマ時代のキリスト教殉教者だったなんて知りもしませんでした。オルサンミケーレ教会の壁龕に置かれていたのがここに移されている。オルサンミケーレ教会の前を通った時、コピーが置かれているのを確かに見た。パルジェッロ国立博物館はルネサンス期の彫刻が集められている。建物が中世って感じで中庭が広い。ミケランジェロのブルータスもある。ブルータスの作者がミケランジェロだったなんて石膏デッサンをしているときは知りもしなかった。  とまあ、デッサン室の石膏像を思い出してしみじみとしておりました。  次の日だったか、今まで入り口がわからなくては入れなかったメディチ家礼拝堂でミケランジェロの墓碑をみてやっぱりメディチの石膏像を思い出していた。































関連記事一覧

PAGE TOP