朝11時過ぎに大家さん夫婦が迎えに来てくれる。12時45分の列車でフィレンチェに向かう私を最寄りのファブロ駅まで送ってくださるのだ。お二人ともこざっぱりとした服装である。車で20分ほどとおっしゃるがもっと遠かったように思う。道路わきのがけのエニシダの黄色がまぶしい。駅には1時間以上前に着いた。ホームで3人並んでベンチに座って列車の到着を待った。列車でどちらかへ行かれるのですかと私が尋ねると、この街をぶらぶらして買い物をするとおっしゃる。列車に乗りこんだ私を老夫婦は手を振って見送ってくれた。ファブロから2時間ほどかかって列車は終点フィレンチェに着いた。
息子たちの借りてる家はドゥーモの近くにあるが観光客はこの辺りにはやってこない。ジョットの鐘楼の鐘の音が室内まで聞こえてくる。フィエーゾレに行ったりして観光した。
