私のルネサンス絵画についての知識は本当に少ないのだが、何度かイタリアに行き、あちこちで見ているうちに、ダビンチでもなくラファエロでもなくボッチチェリでもないルネサンス期の画家たちを知るようになった。フリピーノリッピ、シニョレッリ、ギルランダイオ、ピントリッキオなど。 今回はペルジーノの作品を彼が生まれたウンブリア州の街で見ることができた。
コルトーナで一週間過ごしたあとウンブリア州に行く。コッレルンゴという村のポツンと一軒家で過ごすことにして移動した。途中観光に寄った街、トレヴィ、モンテファルコ、チッタ・デッラ・ビエーヴェの博物館や教会でペルジーノの絵は優しく迎えてくれた。ラファエロはペルジーノの弟子で、ピントリッキオは助手をしていたという。なんだか3人の絵には共通する甘美なわかり易さがある。