ルッカ「ヴィッラ・グイニージ国立美術館」で、太ももを露わにした男性像が気になった。太ももにはおできのようなものが描かれている。調べてみると、描かれているのは、聖ロクス(サン・ロッコ)という14世紀に実在したとされる聖人。14世紀から16世紀にかけてイタリアでは死の病とされたペストが猛威を振るっていた。ペストに罹るが奇跡的に生還を果たした聖ロクスへの信仰が広まっていく。疫病から守るために教会は画家たちに聖ロクスの祭壇画を描かせた。あちこちの教会に、聖ロクスが描かれている。 ルッカの「サンミケーレ・イン・フォロ教会」にあるフィリピーノリッピの絵にも聖ロクスが描かれている。撮ってきたルネサンス期の絵画を見てみると何点か聖ロクスが描かれているのが見つかった。「フォリーリョ」というウンブリア州にある街の古い教会の中のフレスコ画にも聖ロクスが描かれていた。












