6月の韓国6

私の木版画をいたく気に入ってくださっているカステラ屋さんがいらっしゃると聞いていた。そのカステラ屋さんに行くことになった。細い田んぼ道を進んでかなり広い敷地を持った野中の一軒家のようなところに着いた。敷地の入り口にダリアが咲いている。ビニールハウスが何棟も並んでいる。マタタビが栽培されている。猫好きから注文が来るという。池があったり、大木があったり。  ソウルでパン職人をしていたご夫妻はここ星州に土地を求めて移ってきて何にもない野っ原に自分で家を作ったというのである。それも土と木だけで。  いつまでも明るい夏の夕方大きな木の下で魚を焼いて食べた。 私の木版画は韓国風に表装されて土壁にかかっていた。













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