六月の韓国5

星州から大邱まで車で行く。大河、洛東江を渡っていく。マポムヨクという店でモシを買う。西門市場の活気あふれるカオスを楽しみ、韓国針糸工芸の作家さんのアトリエも訪ね、星州に帰る道すがら時中氏は一軒の韓屋に立ち寄ってくれた。突然の来訪にもその韓屋の主は門の中に入れてくれ、屋敷を案内してくれる。上がり込んでお茶とお菓子までごちそうになった。かなり立派なお屋敷で、ドラマか映画の「土地」のロケもしたのだとか。おじいさんは早稲田に留学していたとか、かなりの名家である。私たちが針仕事をしてると話すと、夫人はおばあさんが作って着ていたというモシのチョゴリを見せてくださる。裏山から涼しい風が座敷を吹きぬけて何とも開放的。でも、どうして見も知らぬ客にあんな素敵な韓菓が出てくるのだろう。



















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