六月の韓国3

陜川。ハプチョンと読む。星州でお世話になっている時中氏の農場がある場所。星州から1時間ちょっとかかったと思う。途中の山や川が清らかで美しい。かなり広大な土地に野菜や、果樹が植わっている。まだ果樹は大きくはないが、生き生きと育っている。林檎も梅も李もひょろっとしていなく、葉もキラキラとしている。時中氏は到着するや、野菜の収穫に忙しい。ジャガイモやニンジンを抜いている。土は黒々と肥えた感じではなく、赤茶けているのだがとにかく植物の成長がいいのだ。  私はすることがなく農場の入り口にある栗の木の下でスケッチをする。 手づくりの竈で炊いたニワトリの美味しかったこと。特に、そのスープでできたもち米と緑豆のお粥は絶品。時中氏によると緑豆は身体から毒素を出してくれるのだと。 竈でお湯を沸かし、薬草風呂を建て、月を眺めながら湯船につかった。  その日、農場に建てられた小さな家でねむる。



















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