六月の韓国2

ソウルに一泊して、広蔵市場で綿布などを買い、KTXで星州へ。書刻家時中氏のお宅でお世話になる。翌日、尚州の絹の織元を訪ねる。何年かぶりの許さんの織工場。こんなに広大な敷地だったのかと改めてその広さに驚く。前にずうずうしく泊めていただいた立派な家のほかに、許さんはその敷地の奥の方に、豪壮な韓屋を新築されていたばかりではなく、資料館も一棟建っていたのである。許さんによると、まだ計画の一歩が始まったばかりで宿泊所や、カフェなども建つそうである。ヌビ用のミョンジュやら薄絹を大量に買い込んで、許さんの工場から聞慶へ車を走らせる。  聞慶は焼物の産地である。何年か前に許さんの案内で窯元を訪ね、きっと巨匠であられたと思うのだが、丁寧なおもてなしを受けたことがある。私は時中氏に聞慶の窯元を何件か回りたいとお願いをしていた。チュフル山の山裾を巡って窯元を2か所訪ねた。いずれも若い作家さんである。何かとってもセンスがいい。ゆっくりとお茶をいただいた。私は韓国風に入れるお茶の急須が気に入ったのだが、別の少し価格の下がるものを求めてしまった。今でもあれを買えばよかったと悔やんでいる。







許さんが新しく建てた資料館。

















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