6月の韓国のなんと暑いこと。6月に入ってしのぎやすい日が続いていた西谷の村からソウルに着くと真夏の暑さ。長袖なんか持ってくるんじゃなかったと思う。極寒の韓国の方が旅に来た感じがするような。 で、今回の目的はソウルの広蔵市場と大邱の店と尚州の許さんのところの織元を訪ねて白生地を購入することであるが、もう一つ韓屋をちゃんとスケッチしたいというのがあった。私は何度も韓国に来てはいるが韓国で風景などを描いたことがなかった。 今回もお世話になった星州の書刻家時中氏は、入念な下見をして私を韓屋マウルに案内して下さった。韓国内あちこちに韓屋マウルはあるのだが、どこも観光地なっていて韓屋はきれいに修復されている。真新しい黒々とした出来立ての瓦が載った屋根は何とも味わいがない。時中氏はそういうのを避けて私が好きそうな韓屋を選んで案内をしてくださったのである。感謝。
